オーチャードのビルに貸金庫、最高の安全度

Friday, Mar 18 2016 04:08 PM

オーチャード・ロードのビル「268オーチャード・ロード」(旧エン・サン・ビル)が貸金庫ビルになった。運営するのはボールト@268(Vault@268)で、全自動化の貸金庫だ。

シンガポールでは貸金庫需要が高まる一方、国土面積の狭さから銀行は貸金庫スペースを減らしており、銀行でない民間業者による貸金庫サービスが拡大しつつある。

ボールト@268の貸金庫数は1,964個。シャーリーン・カン専務取締役は、欧州の貸金庫にヒントを得たと語った。

カン氏は13歳の時、母親が死亡。母親は遺書を銀行の貸金庫に保管していたが、死亡とともにすべて封鎖された。遺書回収のためカン氏のおばが遺産管理人を申請したが、大変な時間と手間がかかったという。この経験が貸金庫ビジネスを興す動機となった。

ボールト@268の貸金庫は1日24時間利用が可能。貸金庫にたどり着くまでに、金庫室に入るためのカード、生体認証カード、個人認証番号入力、金庫の鍵、という4段階を経る。

セキュリティー水準は欧州基準の12段階のうち8で、民生用では最高。9以上は軍事用。施設内は監視カメラが24時間、稼働している。

金庫はスウェーデンのグネボのものを使用した。賃貸料は小型ボックスが年888Sドル(約7万8,000円)、大型が1,388Sドル(約12万2,000円)。

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